ナノプレミアムエッセンスの源流探し
- 2009-01-18
- category : 情報リテラシー
まず「エムケイクリエイト」で検索したけれど、どうもピッタリの情報には出会えない。そこで、グーグルマップを使って住所から調べてみた。

※画像をクリックすると別ウィンドウで拡大表示します。
モザイクを掛けたので上の画像ではわからないけれど、「エムケイクリエイト」の名前は見あたらない。その代わりに、同じ場所にペットショップの名前がある。このペットショップの名前を検索すると、ホームページが見つかった。

住所は一致。このペットショップがナノプレミアムエッセンスも販売しているのだろうか。ホームページ上では化粧品について一切触れられていないし、チラシにはあるフリーダイアルも見あたらない。
チラシ上で郵便番号の記載が2ヶ所にあり、一方の「420-0XXX」という番号表記はペットショップのホームページ上の郵便番号と一致する。住所が一緒なのだから当たり前。でも、チラシのもう一つの郵便番号であるはがき部分の番号は「420-8755」となっていて、下4桁が全く異なっている。
チラシ
ペットショップ下4桁が異なるのは、日本郵便の「大口事業所個別番号サービス」を利用しているため。これは、たとえば「420-8755」という郵便番号だけ書けばはがきが届くというサービス。
日本郵便のホームページでは事業所の個別郵便番号も検索できるのだけれど、ヒットしなかった。おそらくエムケイクリエイトは非公開を希望しているか、あるいはサービス利用自体を既に止めたのかのいずれかだろう。
チラシの住所と同じところにペットショップ。これはどういうことなのだろう。仕組みはいくつか考えられる。
一つは、事業所個別番号サービスを使って、注文はがきは住所表記とは違う場所に転送されている。エムケイクリエイトがダミーに使った住所がペットショップと偶然に一致し、ペットショップはいい迷惑を被っている、というシナリオ(この可能性があるので、画像にモザイクを掛けた)。
でも、いくら事業所個別番号サービスを使って郵便番号だけではがきが届くとしても、登録してある住所とはがきに書いてある住所が違っていたら、いくらなんでも郵便局は事業所に確認するだろう。
また、ペットショップに配達されるはがきも何通かは出てくるだろう。けれども、チラシで名前が使われていた美容形成外科のホームページでは明確に「うちとは関わりございません」と明示してあったのとは対照的に、ペットショップのホームページには何の表記もない。ブログもあったから、そこへ一言くらい書き込まれていても良さそうなものだけれど、それもない。
だから、考えられる2つ目のシナリオは、ペットショップのサイドビジネス。ペットショップ自体が販売しているのかもしれないし、ペットショップに届いたはがきを別の所にあるエムケイクリエイト所在地に転送するだけの役割なのかもしれない。
ペットショップに電話して聞いてみたら何かわかるのだろうけれど、そこまでの度胸は僕にはありません。
さて、チラシにはエムケイクリエイトのWEBアドレスが“http://www.mk-create.jp/nano”と示されている。「携帯サイトから」と書いてあるけれど、パソコンからもアクセスができた。

...何というか、受注以外の機能を一切排除した、大変シンプルなデザインです。
これを見ると、エムケイクリエイトはどうやら「プレジール」という製品も扱っているようだ。ネットで検索するとこの製品もなかなか侮れないようで、ご関心の向きは検索してみて下さい。
こういう場合、トップサイトである“http://www.mk-create.jp/”にもアクセスしたくなるわけで、こんな感じ。

「Revive(直訳すると“再生”)」「パーシャルダイエット(“部分痩せ“か?)」「ハイパーバスト」という素敵なお名前の製品も販売していることが判明。これらを検索するとどうも輸入品らしいのだけれど、詳細はわからなかった。
エムケイクリエイトが健康食品やら美容向けサプリメントやら化粧品やらと手広く扱っていることはわかったけれど、正攻法ではここまでで手詰まりになってしまった。そこで少し調べ方を変えて、サイトのアドレスから分かる情報に当たってみよう。
WEBのアドレスは例外なく誰かが登録手続きをして取得している。インターネットには特定のアドレスを誰が手続きをして取得したのかが分かる「WHOIS」というサービスがあるので、“mk-create.jp”というアドレスは誰が取得手続きをしたのか、調べてみた。
有効期限が1月31日に迫っている。更新されるのだろうか...。WHOIS 検索結果 抜粋
Domain Information: [ドメイン情報]
[Domain Name] MK-CREATE.JP
[登録者名] 小林 広一
[登録年月日] 2006/01/20
[有効期限] 2009/01/31
Contact Information: [公開連絡窓口]
[名前] 小林 広一
[Email] webmaster@ayay.co.jp
[郵便番号] 151-0064
[住所] 東京都渋谷区
上原2-5-20-5F
※2/4追記 しっかりと更新されていて、現在の有効期限は2010/1/31になってます。
さて、この情報とエムケイクリエイトとの関係はわからない。そもそも、WHOISに登録されている内容が正しいとも限らない。
ここからは全くの推測。仮に、エムケイクリエイトがこの小林広一さんに頼んで登録をしてもらったとかなんとか、何か繋がりがあるのかもしれないと仮定して、もう少しうろついてみる。
氏名、住所、電話番号(上記では省いた)などで検索してもそれらしき情報は出てこない。そこで試しにメールアドレスのアットマーク以降にWWWを付けて“http://www.ayay.co.jp”というアドレスにアクセスしたところ、「エーアンドワイ株式会社」という企業のホームページが現れた。

同社の事業内容には「化粧品の企画・製造・卸販売 / 健康食品の企画・製造・卸販売」とある。化粧品と健康食品ですか、これまでの結果とピッタリです。やっぱり繋がりがあるのかもしれない。

ここまでで探索は終了。結局のところ、確かなことは何一つわからなかったけれど、今回の件を調べる中でいろいろなサイトをうろついた結果、「化粧品や健康食品やサプリメントや美容・痩身用品の世界は何でもあり」ということはわかった。製品自体の効用なんかは二の次の、一攫千金を狙った山師達のエネルギーが渦巻いている。効果と副作用は表と裏の関係だから、下手に効用がある方が危険とも言えるのだけれど、「効いている気がする」の「気がする」部分でお金を儲けようといういかがわしさに充ち満ちている感じがした。
こういう世界で、法規制だの製造・販売者倫理だのという理屈を通すのは、かなり難しいだろうね。
おかしな広告に興味の強い僕自身が飲み込まれてしまわないように、くれぐれも気をつけないと。
theme : コスメ・スキンケア
genre : ヘルス・ダイエット
tag : 化粧品 ナノプレミアムエッセンス












